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  2013連合岐阜平和行動in沖縄へ14人が参加
   



「2013平和行動in沖縄」に参加された方の報告を掲載しています。

 6月23日から25日まで、沖縄戦で亡くなった方々の慰霊の日に合わせて開催された、連合主催「2013平和行動in沖縄」に参加してきました。全国から多くの仲間たちが参加し平和への祈りを掲げる中、連合岐阜からは7産別14名で参加してきました。
 沖縄らしく暑かったですが、天候が崩れることもなく、沖縄の歴史や文化も含めて多くのことを学べる大変良い機会であったと思います。
≪1日目≫  
 【結団式】 
 結団式は23日早朝、中部国際空港(セントレア)で行われました。愛知・三重・岐阜の東海三県の参加者43名が合流、幹事団体であった連合三重の奥田寛幸団長が挨拶され、みんなで今回の平和行動についての考えを深めていくことなどを述べられました。


 【沖縄県立博物館・首里城見学】
 那覇空港に降り立ってからは、参加者一同バスで移動し、沖縄県立博物館や首里城を見学しました。
 大変特徴的な外観を持つ県立博物館では、古来から独自の琉球文化を育んできた沖縄の歴史について触れることができ、また琉球王朝が政務を行った首里城では、世界遺産でもある遺構などを見ることができました。
 平和行動のイベントの前に琉球文化の成り立ちについて学ぶ機会があったことは大きな意味があったと思います。日本本土と沖縄の人々では考え方の土台となる文化や風土に違い・独自性があることを知ったことで、沖縄戦に対して沖縄の人々はどう考えているのかという視点で考える気づきを得ることができました。ただ平和を祈念するにとどまらず、この地に連綿と受け継がれてきた文化を引き継ぐところに重きが置かれているのでは、ということを感じました


沖縄県立博物館
 

首里城



  【平和オキナワ集会】
 その後、那覇市民会館において平和オキナワ集会が開催されました。
  第1部の基調講演では、「在沖縄米軍基地と構造的差別」と題して佐藤優氏が講演しました。母が医療従事者として沖縄戦に参加し過酷な現実を経験したという佐藤氏は、「基地など沖縄の問題は、日本本土が沖縄を同胞と考えているのかという問題だ」と語り、「国家でも個人でもない、中間組織としての連合が社会に果たすべき役割は大きい」との期待を述べられました。

 第2部の平和式典では、南雲連合事務局長、仲村連合沖縄会長の挨拶の後、平和メッセージ、ピースリレーが行われ、また、米軍基地の整理縮小と日米地位協定の抜本的見直しに向け、連合の平和運動を粘り強く推進することを誓う集会アピールが採択されました。
その後、全国の仲間で集まり立食パーティ形式で行われた平和交流会も、さまざまな沖縄の文化を感じさせる余興などを交えながら、盛大に開催されました。








 


 **参加者のピースメッセージ**
 ≪2日目≫  
 【ぴーすフィールドワーク】
2日目は早朝から沖縄戦の歴史をたどり各施設を巡るフィールドワークが行われました。連合沖縄青年女性委員会の人々に案内として経緯や状況を説明してもらいながら、いくつもの施設で学びを深めました。
 最初は当時の旧海軍の司令部壕を尋ねました。軍隊の拠点としては大変狭く息苦しい空間でしたし、死者・負傷者が群れを成していた当時のことを考えれば、ここに長時間いれば気がおかしくなってしまっただろうと思います。壕の中には、軍幹部が自決した時の手りゅう弾の破片が飛散したであろう壁の跡など、当時の生々しさを感じさせるものがありました。
 次に、嘉数高台の公園を訪ねました。普天間基地が一望できる空間でしたが、本当に居住空間のど真ん中に基地があります。説明を聞く間にも飛行機が飛び立ち大きな騒音も感じさせられましたし、実際に軍用ヘリが墜落するなどの事件もあったわけで、生活の安心が脅かされていると言っていい環境でした。さらに事件の際には地元の行政は米軍に現場から締め出しを食っていた現実などからも、未だに占領を受けているという沖縄の人々の思いには理由があるのだということを感じました。
 その後、ひめゆりの塔や平和祈念公園を訪ねました。ひめゆりの塔についてはその悲劇的なエピソードは広く知られていますので多くを語る必要はないかと思いますが、学生であった者まで戦争の現実に追い込まれていった経緯には感じるものがありました。また、平和祈念公園では、20万人を優に超える犠牲となった人々の名前が刻まれた平和の礎を見ながら、今では戦争の跡を感じさせない綺麗な海を見ていて、戦争への道を避けなければならない思いを強く持ちました。


旧海軍司令部壕

 
普天間飛行場(住宅街上部の緑の部分)


平和祈念公園



 【平和アピール行進】
 その後、那覇市内に戻り、県庁前の公園で平和集会、さらに国際通りでデモ行進を行いました。各県ののぼり旗が列をなして並び、平和を祈念するアピール行進を行いました。
 1日の日程の中では大変強行軍だったと思いますが、充実した学びであったと思います。夕食を兼ねて行われた連合岐阜参加者による交流会も盛り上がり、今回の行動を通じて参加者の皆さんも交流し、つながりが生まれたような気がします。


【解団式】
 3日目は自由行動でしたが、10時30分には那覇空港で解団式を行いました。連合愛知の佐藤団長の挨拶があり、今回学んだことを持ち帰って活動に生かしていくことが述べられました











 
 【終りに】
 

 今回の行動を通じて特に感じたことは、平和の問題、特に戦争の実態というのは、現地で実際に触れて感じるものが大きいということでした。外から眺めていただけではわからない、本質の部分で共感できていない部分があるということです。過酷な現実の中で簡単に人権が侵害される、その恐ろしさを感じ取ることができるかどうかということだと思います。
 私たち働く者は、一人ひとりの人権や主体的な意思が尊重される社会をつくるための活動をしているのだと思います。権力というものに対し、私たちの人としての権利を守るには不断の努力が必要である、ということがより多くの人に伝わってほしい、そう感じた3日間でした