沖縄線の実相と平和の尊さ学ぼう-平和行動沖縄-

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2011平和沖縄集会連合・古賀会長(中央)と国際通りデモ行進

 

  今年の「平和行動in沖縄」は6月23日、24日の2日間、沖縄県那覇市で開かれました。例年になく早い梅雨明けとなった沖縄は33℃前後の気温が続き、23日にフィリピン東海上発生した台風5号は、24日夜半から25日には強風と強雨をもたらしたが那覇空港離着陸の飛行機に影響はありませんでした。

 23日の「2011平和オキナワ集会」には、那覇市民会館に全国から1,300人が参加。平和復興の願いを歌と三線にのせたオープニングに続いて、第1部は「日米地位協定の抜本改定を求めて」と題したシンポジウム。コーディネーターに内海恵美子さん(琉球大学准教授)、パネリストに玉城デニーさん(民主党衆議院議員)、仲里利信さん(元沖縄県議会議長)、我部政明さん(琉球大学教授)が登壇して、政府が米軍普天間飛行場移設の進展状況に応じて検討することを表明していることに対し、『地位協定見直しと普天間移設は別の問題であり、それをセットにしてリンクさせるとういうのは筋違いである。普天間代替施設を名護市辺野古に移設するとした日米合意進展のために、経済振興策、基地負担軽減策に加え、地位協定問題まで持ち出して沖縄に圧力をかける政府の姿勢に沖縄県民の反発は強まる一方である。地位協定には米軍優位の不平等な取り決めが多くある。地位協定見直しは沖縄だけの問題ではなく、米軍基地を抱える他自治体のみならず、国家主権に関わる重大な問題である』ことを話されました。

 第2部の「平和式典」は、沖縄戦の全戦没者200,656人(日本軍94,136人、米軍12,520人、沖縄住民約94,000人)に黙祷、主催者を代表して古賀伸明連合会長は、日米地位協定をめぐり運用の改善という曖昧な状況が続いていることに、早期の抜本改定にむけて連合として強い決意で取り組んでいくことを表明しました。連合沖縄の仲村信正会長も、普天間基地の辺野古移設案に強い反対の意思を示すとともに、日米地位協定の抜本改定と米軍基地の整理・縮小に連合全体で取り組むことを訴えました。

 24日の「ぴーす・フィールドワーク」は連合沖縄青年委員会のガイドで、米軍基地コースと南部戦跡コースの視察に420人が参加。連合栃木の参加者4人は、2コースに2人ずつ参加しました。

 米軍基地コースは、嘉数高地(頂上から米軍が上陸した読谷、嘉手納の海岸から中部戦線が見渡せるため日本軍のトーチカがあった)から普天間飛行場全体を見聞。飛行場は宜野湾市の中央部に位置し、常に航空機の騒音や墜落の危険性など、市街の中にある「世界一危ない基地」を実感しました。嘉手納空軍基地は「道の駅かでな」の展望台から見学。沖縄中部のこの基地は、嘉手納町、北谷町、沖縄市にまたがる極東で最大かつ最も活発な米軍基地です。3,700mの2本の滑走路と多数の格納庫が見え、防空、反撃、空輸、支援、偵察、機体整備などの総合基地となっています。

 その後、集団自決があったチビチリガマを参拝し、普天間代替基地の建設予定地である辺野古の海岸を見学。海岸線に隣接する「キャンプ・シュワブ」とは新たに造られた鉄条網付きの強固なフェンスで遮られていました。

 「米軍基地の整理・縮小を求める行動」は、ぴーす・フィールドワークを終えて県庁前広場に1,000人が集結して開かれました。冒頭の平和ライブでは、金城実さん(琉球民謡協会理事長)と山里ユキさんが三線で民謡などを熱唱しました。集会では、米軍基地は沖縄だけの問題ではない。整理縮小どころか移転、増強を続ける基地、平和を願う住民たちは国会で可決された米軍用地措置法の下、加速する米軍再編に飲み込まれようとしている今こそ、沖縄戦の実相と悲惨さ、平和の尊さを学び、「米軍基地の整理・縮小」と「日米地位協定の抜本改定」を求めて、粘り強く平和運動を推進するとのアピールを採択し、国際通りをデモ行進。解散地の牧志公園では、集会に間に合わなかった安里猛宜野湾市長が連帯あいさつを行いました。

 チビチリガマ普天間を展望金城実の歌詞

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