アベノミクスで女性が輝けるの?-連合栃木女性集会-

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2014女性集会

連合栃木は12月6日(土)、宇都宮市内で2014連合栃木女性集会を開催しました。

テーマを「アベノミクスで女性は輝けるか」とし、ジャーナリストで和光大学の竹信三恵子教授を講師に、お話を伺いました。

竹信教授は、日本の女性の地位が、男女の賃金格差、女性国会議員比率や女性管理職比率の低さなどにより、世界水準で著しく低いことに対して、非正規労働の待遇、保育や介護などの社会的インフラの整備が不十分であると指摘しました。さらには「家事労働ハラスメント」とも言えるように、家事・育児・介護などの家事労働を女性に押し付けて、男性が長時間労働で家族を扶養する姿が“標準労働者像”として定着していることが問題としました。

非正規労働に女性が多く、正規との均等待遇も実現されておらず、女性の貧困に歯止めがかかっていない状況に対して、問題意識が欠けているアベノミクスの「女性活躍推進」では、女性が輝くことが出来ないと話されました。さらに、アベノミクスで輝ける女性は、家事・育児サービスを購入出来たり、母親などの手助けで「代わり」を調達出来たりする女性や、子どもを産むことを先延ばしたり、産まない選択をして、男性並みの長時間労働に応えられる女性だけであるとの考えを示されました。さらに、アベノミクスで輝く一部の女性を、多数の非正規労働の女性が支える構図であるとしました。

竹信教授は最後に「多くの女性が家庭内で抱えてきた家事労働を公的サービスなどの社会的支援が支え、労働時間短縮によって男性の家事労働の分担を増やし、均等待遇によって女性の経済力を引き上げることが必要。仕事と家事を併せ持つ労働者を標準労働者像とすること」と話されました。

家事労働は、いのちを支える重要な労働であり、自己責任として押し付けたりせず、行政・企業・男性へ公正に再分配し、働き手の条件改善を求めていく必要があるようです。

 

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