2014年 年頭あいさつ

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連合栃木 加藤剛(かとうたけし)会長

日本労働組合総連合会栃木県連合会

会 長  加 藤 剛

 

新春を迎え、2014年が皆さまにとって明るく実りの多い年となりますようお祈り申し上げます。そして、東日本大震災で避難生活を強いられています方々が、一日でも早く穏やかな生活を取り戻せるよう祈念いたします。

さて、私事ではありますが、昨年11月開催しました「連合栃木第13回定期大会」で会長に就任させていただきました。以降、約2カ月が経過し、新たな役員体制の下で無事にスタートをきることができました。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

今、私たちはこれまでに経験したことがないような『時代の大転換期』を生きています。東日本大震災からの復興・再生やデフレ経済、世界に類をみないスピードで進行する超少子高齢社会への対応なども重なり、問題が複雑化しています。問題を整理し、持続可能な経済社会のあり方とそこに至る道筋の全体ビジョンを描き、共有し、社会が連帯してこの大転換期を乗り越えなければなりません。しかし、社会の現実に目をむけると個別利害や短期利益に埋没し、将来展望を開けず、働く者の暮らしはむしろ苦しさを増している状況にあります。多様な働き方の中にあって、非正規労働者の比率増加、低所得層(貧困層)の拡大、長期失業者や生活保護受給者の増大など、個人の生活の安寧と社会システムを支えるはずの雇用が傷んできたことが社会をむしばみ、社会の持続可能性を脅かしています。持続可能な経済社会システムへの改革は、劣化した雇用の立て直しを中心に据える以外に途はありません。

連合は、この大転換期に直面するなかで、持続可能性を重視した公正な社会の構築を念頭に、めざすべき社会像として、「働くことを軸とする安心社会」を提起しています。それは、誰もが働くことで社会に参加でき、社会的にも経済的にも自立し、そして自立することを支え合う社会の実現にあります。そのために、組織内にあっては、組合員一人ひとりが問題意識を共有する取り組みを徹底し、組織外にある多くの働く人たちにも共感し、参画してもらえるような運動を展開していかなければなりません。また、労働者自主福祉事業、NPO・NGOや市民セクターの様々なネットワーク、志を同じくする各種団体などとも連携していく必要があります。

連合栃木は、このような大転換期をチャンスと捉え、額に汗して働く者の誇りをかけた明確な対抗軸を打ち立て、組合員一人ひとりに向き合い、今こそ「個人の力では社会を変えられない」「自分だけはなんとかなる」といった風潮を排除し、公正な分配を受けるためには集団的労使関係の再構築が必要であるとの思いを持って運動を展開してまいります。

本年も、何とぞ連合栃木へのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

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