「2016平和行動in根室」報告

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2016平和ノサップ集会 ~近くて遠い島へ、希望を持って共に闘う~

 

連合栃木青年委員会事務局長

人見 優平

(自治労那須町職員労働組合)

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私は、今回表題の集会に参加しました。それまでの私の北方領土に対する意識はとても薄く、学校の教科書での学習以外に学んだことも無く、各種報道を見聞きする機会すら乏しかったと率直に思います。

 

北方領土は、旧ソ連の不法占領により、71年前に17,291人の日本人が故郷を追われた。これは、第2次世界大戦の敗戦によるものとの旧ソ連側の主張があるものの、日本の歴史認識としては日本の領土であった北方領土が旧ソ連軍によって不法占領が行われたという状況である。

 

集会では、元島民から先祖の供養についての話があった。元島民の方はロシア側の主張により、先祖の供養もままならない状況である。戦後71年の月日が経ち元島民も80歳を越えるような高齢者が大半である。実際に訪れたノサップ岬からは天候にも恵まれ、雄大に広がる太平洋の先に国後島、歯舞群島が望むことができた。目の前に見える島へは手が届きそうで、双眼鏡でみるとはっきりと対岸の様子が見て取れる。しかし、それにも関わらず、71年たった今も簡単に渡ることができない遠く遠いものになってしまった。

 

昨今の日露関係に目をやると本年、12月に日露首脳会談が行われる予定であり北方領土問題を解決させる最後のチャンスとも言われている。戦後70年以上、「故郷に帰りたい」、「北方領土は日本の領土である」といった主張を粘り強く行ってきた、なかまに敬意を表すと共に、早期解決、平和条約の締結を切に願い注視していきたい。日本側の正義とロシア側の正義があることは分かっているが、そんな中でもお互いの主張を尊重し、平和条約締結への道をしっかりと進んでもらいたい。そのために日本人として、まだまだ充分とは言えない、この問題に対する理解を啓発していくことこそが私にできることではないかと考える。

 

また、今回驚いたのが、根室市と北方領土に住むロシア人とのビザなし交流である。島民同士の友好的な親睦が図られていたことに素直に素晴らしい取組みだと思った。当然ではあるが、ロシア人にも島での暮らしがあるため、平和的解決を望んで行きたい。

 

今後については、この問題を元島民だけの問題ではなく、日本の問題であるといったことを明らかにし、多くの仲間に伝え引き続き行動することが、非常に大切であると感じた。元島民には残された時間はそう多くは無いと、感じました。私はこの地を訪れ、対岸に眺めた国後島から納沙布岬を見ようと決意しました。そのためにも、無関心から当事者意識を持って行動していくことが大切だと思いました。一刻も早い解決を連合栃木青年委員会としても願い、自分達になにができるのか、なかまと話し合っていきたいと思います。

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