第6回 森林(もり)を見る会を開催

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連合栃木は9月4日、日光小田代原近くの奥日光国有林で「第6回森林を見る会」を日光森林管理署の協力をえて開催しました。県内は9月に入っても連日真 夏日や猛暑日が続いていましたが、標高が1,400mもあると初秋を感じさせる涼しい風が吹き、下界と比べると別世界を思わせてくれます。

今回は今までの保育間伐作業ではなく、全国的に問題になっている鹿の食害状況を調査するための防護柵設置と柵内の植生回復のための作業が中心となりまし た。戦場ヶ原や小田代原でも鹿の食害による樹木の立ち枯れや高山植物などの被害が知られています。環境省や林野庁はこの一帯で防止柵や樹木にネットを巻 き、鹿の食害から森林や植生を守るための活動を行ってきています。そのかいがあってか、説明では被害も少なくなりつつあり、ミヤコザサなどの植生の回復も 見られるとのことです。

午前9時30分に県営赤沼車庫駐車場に集合した参加者35人は、森林管理署職員の案内で、9時55分発の低公害ハイブリットバスに乗り、一般車両が通行 できない日光市道1002号線に入り現地に向いました。途中、車窓からは戦場ヶ原や小田代原などの湿原、一帯を取り囲む男体山や白根山などの山並みが見 え、弓張峠を下ると現地に到着しました。

現地で北本浩日光森林管理署長のあいさつと担当流域管理調整官の説明を受けて、作業に入りました。作業は、長方形に建てられた柱にネットを巻いて防護柵 で食害を防止し、コケやササ根などを剥がして、柵内の植生回復をはかるものである。全員がヘルメットをかぶり、森林管理署職員の指導で作業は順調に1時間 弱で終えることができました。来春には、ダケカンバやハンノキなどカバ類の実生発芽が観察されることでしょう。

この後、参加者はハイブリットバスで千手ケ浜に移り、昼食を済ませて西ノ湖まで観察会を兼ねてハイキングを行いました。参加は21人、林野労組日光森林管理署分会の伊藤伸一委員長に案内・説明役をお願いしました。

一部では食害による裸地化が見られ、鹿が食べないマルバダケブキやシロヨメナなどの繁茂地がありました。西ノ湖周辺は、湿潤地に生育するハルニレの巨木やヤチダモも繁殖しています。

また、根周り8mもある樹齢600年を越すミズナラに参加者は感動さえおぼえました。 西ノ湖はかつては中禅寺湖の一部でしたが、土砂の堆積などで独立 した遺留湖となったそうですが、水位が下がり湿潤な環境を好むヤチダモなどの生育に影響が出ないか心配です。

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